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大会長挨拶


(大会長/台湾在宅医療研究会 余尚儒 )


台湾は2025年超高齢社会に突入しますが、住み慣れた地域で最後まで生活することを実現するために、政府は地域包括ケアシステムの構築を提案しました。地域包括ケアシステムにおいて、在宅医療は不可欠なものです。2016年から、私はSNSを通じて「在宅医療研究会」を組織し、台湾の各地の在宅関連実務者と連絡を取り合い、台湾の在宅医療の発展についてともに考えてまいりました。

2017年初め、私は全国各地の研究会の同志を集結し、多職種を基礎とし、及び「在宅」を中心とする台湾本土に根差した知識を確立すること、並びに在宅医療の推進を目的とした団体「台湾在宅医療学会」の設立の準備を始めました。その結果、当学会は2017422日に、台北市立聯合病院において「台湾在宅医療学会成立大会及び第一回国際シンポジウム」を開催することになりました。

このたびの成立大会開催の知らせは、日本在宅医療界から注目を受け、各界から祝辞をいただきました。また、日本において在宅医療の推進に尽力している「在宅医療助成勇美記念財団」のご支持をいただきました。日本の各界の祝福とご支持に対し、心から感謝申し上げます。

台湾在宅医療学会成立の意義は、一人ひとりが最後まで家で生活できるよう支援することであり、これは単一の専門職では達成することができません。したがって、多職種が連携し、共通の目標をもって前進することが必要です。このように、在宅医療は一人ひとりが自分らしく生きることを支援するうえで、無限の可能性を創造することができるのです。

大会長として、皆様の大会へのご参加を歓迎いたします。
 「連携共進すれば、在宅には無限の可能性がある!」

台湾在宅医療学会成立大会及第一回国際シンポジウム
大会長
余尚儒
2017/03/25